スチューベン

本読むの結構好き!っていうのが結構憚られる。

 

矢継ぎ早に好きな作家は!?って質問が来られると、さて、何を言えば相手との会話が弾むのかという考えになっちゃってちょっとダメだ。誰だ、誰を言えばいい!!!!!

 

好きな作家は実話ナックルズ。って答えると、あーあって顔されるからちょっと難しい。あーあって顔する人と、めっちゃ目を輝かせてくれる人がいるから、絶対言うんだけど。

 

働いてから悪い事はあんまりないけれど、一番ちょっとまずいなと思っているのは、立ち読みをする時間がない事。

 

私の話すことの7割ぐらいがほぼ立ち読みの中から。

特に、毎週の週刊プロレスの立ち読みの恩恵を多々受けてきている。技の名前とか、覚えとくと何か良い事ありそうな気がするじゃないの。フィギュア・フォー・レッグロックとかさ。雪崩式ブレーンバスターとかさ。バックストリートボーイズと同じ響きはあるよね。困ったら連呼しとけばいい。

木戸クラッチで仲良くなれる事もある。プロレス好きだけど、今日書いたら5万字になっちゃう。

 

図書館にいく事もちょと少ない。高校、大学時代は良かったな。

 

ゆゆしき事態である。

 

立ち読みに関しては、本屋の人マジごめんなさい。悪いと思っている。

でも、サッカーマガジンとかさ、読みたくなっちゃう。ごめん。ミュージックマガジンのレビューの点数とかみて、むかつきたくなっちゃう。

 

買えよ!!って話なんだろうけれど。

立ち読みの時の自分はすげえ冴えている。頭の中に500パーセント物事が入ってくる。

 

小学生のころから、地元に一つしかない本屋のジジイとバトルしながら立ち読みをしてきたからだろうか。

 

このジジイ、たまにしか奥から出てこないのだが、立ち読みを見つけると容赦なく習字用のブンチンで頭をかち割ってくる。風貌が仮面ライダーV3のドクトル・ゲーそっくり。あだ名はザビエル。髪の毛ない人はあの頃大体みんなザビエルだった。このジジイは最終的にザビー1強襲型という名前に。機動力ある、三倍速いジジイ。怒ると額が赤くなる。やっぱ三倍だ。

 

このジジイの制裁を受けてでも、なんとか私たちはコロコロとボンボンを読みたくてしょうがなかった。

見つかるたびに、小さめのブンチンでガーンと殴られる。

それでも読みたかった。コロコロの爆走兄弟 レッツ&ゴーを読みたかった。ボンボンの劇画調のロックマンXを読みたかった。そこには何か良くわからない熱量が。

万引きしてた不良もいたけど、自分達はそうなってはいけない、あくまで正面から行ってジジイと勝負しなければいけないのだという使命感もあった。

それでもありがたかったのは、本を紐で縛って見れなくするとかはぜったいしなかったことだ。勝手にこっちは粋に感じていた。

 

ジジイの襲撃前に全て読み終わらなければならないので、おかげで読むスピードが大分上がったことは今でもありがとうと思っている。集中力って言葉の意味も分かったよ。

 

まぁ、本っていいよねって話をしたかったんだけど、ジジイとの血風録になってしまった。

 

最近の本屋は、書店に選ばれないと入れない雰囲気があってちょっと参ってしまう。

代官山の蔦屋で終ぞ、裏モノジャパンを見つけられなくてちょっと悲しくなった思い出もある。あんだけ品揃えあるなら、あってもいいよね。ちょっとぐらい。

 

本屋は出会いの場であってほしいという願望がつよすぎるのかもしれないけれど。

たまたま手にとった本がちょっとエロくて背徳感!とかさ。そういうのでエロと出会ってほしいな。ちっちゃい子には。週刊大衆だとちょっとエロ過ぎるから、実話がいいのかな。

であうのは、エロだけじゃないんだけれど!

 

私が好きな、本を書く人は上原隆さんです。ググると出てくる、オールナイトとかやってら夢かなえる!!就活突破!!系の人ではなくて。

いいかんじのおじさんです。

 

まぁ、夢も希望も別にもたなくても、結構毎日楽しいし、人間なんとかかんとかやれんだなって感じが固まってきたときに、もう一個プラスでなんだかやれそうだなーって思えました。

いろんな人がいて、いろいろあるけど、そこにいるというのが一番大事な気がします。

 

 

今日はカレーを煮込んでいる間に!!!